kintugi

錫継ぎ

ウォールナットの薄い座面を作ってあげたことがある。
フランス骨董の椅子の座面を新調してあげたのだ。

座面だけ作ってあげて、持ち主が取り付ける。

それがいけなかった。
ビスがクサビの役目をしてしまい
割れてしまったのだ。

簡単そうなビス打ちにも
ちょっとしたコツやセオリーがあるのだ。

で、帰ってきた座面。
新コロナの緊急事態宣言の自粛期間に
ちょっと根をつめて集中できる時間ができたので
割れの最後の仕上げを金継ぎにしてみた。
全体のイメージから「錫」での継ぎに。

今度は自分が取り付けまでしっかりフォロー。
フランスに日本の骨董味が加わったかな?